かんのん堂はりきゅう院の紹介

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「あなたは何を生きがいにしていますか」
(『生きがいについて』神谷恵美子@みすず書房 p33 より)

ごあいさつ

はりきゅう(以下、鍼灸)や東洋医学という、面白くすばらしい技術を広く知って頂き、病に苦しまれる方々のお役に立てるよう努力してまいります。 昨今耳にする「未病」に対して非常に効果的な技術であると認識しています。 ご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

お知らせ

新型コロナウイルスに関するお願い
感染症対策をする男子の絵 感染症対策をする女子の絵

帰宅時の手洗い・うがいを徹底し、十分な睡眠を取りましょう!来院時は手の消毒、及びマスクの着用にご協力ください。コロナウイルス感染疑いのある方は以下をご参照いただき、適切な対処をお願いいたします。

安心の道しるべ
座禅で呼吸を困難を乗り越える力を養う

ストレスはたまっていませんか?
ストレスに振り回されないためには腹式呼吸が効果的です。そのための正しい方法が鎌倉円覚寺管長横田南嶺老師のYoutube で学べます。
自粛の中、空気の澄んだ境内を散策するようにサイトを見ると何か良い出会いがあるかもしれません。僭越ながら、円覚寺のサイト をおすすめしております。

体験はりきゅう
不安解消に体験鍼灸承ります灸点付けもOKです

当院はじめての方・10分程度(例:はり・きゅうを2か所)
(お身体の状態によりお断りする場合があります)

ご自宅でお灸をしたい方

灸点付けのみも承ります。妊活や長患い、養生に最適です。

・2021/2/11
資料庫 に和田東郭の『蕉窓雑話』 第四巻 第五巻 をアップしました(第五巻にて完)。ご興味のある方はご覧ください。
・2021/2/11
ページのメンテナンスを行いました。
・2020/12/3
令和2年12月より療養費が改定となりました。健康保険をご利用の方は料金が微増しますのでご了承ください。詳細は厚生労働省HPにある「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給について(令和2年11月25日 保発1125第6号) [PDF:122KB] 」 をご覧ください。
・2020/9/7
諸事情により、しばらくの間、日曜日を休院とさせていただきます。

 

当院で行う施術について

鍼灸(はりきゅう)

やさしい作用

お灸でリラックス

鍼灸自体についてはWikipediaなどに情報があると思います。基本的に「身体のコリをゆるめて気血の流れを向上し、身体が症状を早く改善できるように手助けする」といったところでしょうか。
人は活動で疲労をためて、休養をして改善をするということを日々繰り返していますが、年とともに回復力が衰えていったり、その人にとって過度なストレスがかかったりすると回復が間に合わない場合があります。そうすると身体にコリが増え、気血のめぐりが悪いままとなり、何かしらの症状が現れてきます。
そういった身体に対して、鍼でコリをつついたり、灸で温めたりといった原始的な刺激により「効果は緩慢だけれども比較的安全な作用」を起こて改善させます。

信じないと効果がない!?

たまに東洋医学に対して「占いや迷信である」ということを見聞きしますが、信じなくても効果はありますので安心してください。ただ、「嫌々」という気持ちがあると身体は緊張しますので、効果は下がるかもしれません。
また、これは医療全般に言えることかもしれませんが、過度に妄信したり、「治してもらおう」と考えるのは余り良くないと思います。あくまでも治るのは患者自身によるものであり、他人はサポートしかできないわけですから。
現代では西洋医学を利用した方が素早く安全に治すことができる病も多いです。そのため、まずはご自身の症状をかかりつけの病院で良く調べた上でベストな方法を選択するのが良いと思います。

良い効果を生むには

日本の鍼灸にはいろいろな流派があり、現代でも名人と呼ばれる先生が多くいらっしゃると思います。それぞれに良さがあり、施術をする側にも、受ける側にも好みがあると思います。 それが上手く一致してゆく先に、良い効果が生まれると信じています。 それには互いに意見を交わしてゆくことが大事だと思いますので、ご不安や、施術を受けた感じ、後日談などを積極的に教えてください。

例えば肩がこる、腰が痛いといった場合に、その辛い患部の症状を改善することを標治(ひょうち)といい、例えば冷え症など、その症状を起こさせる根本的な体質の改善を本治(ほんち)といいます。
最終的な施術の目標は症状が再発しないようになることですが、それには標治、本治を両方適度に行ってゆく必要があります。本治には流派によっていろいろなアプローチがありますが、当院では腹や背の健康状態を重視して施術をしますのでご協力ください。
その他、当院の特徴をいくつかあげさせていただきます。ご不明点はお気軽にご質問ください。

  • 鍼と灸は日本製のものを使用しています。鍼の材質は主にステンレス製で太さは0.16mmから0.2mmくらいです。滅菌済みの使い捨て(ディスポーサブル)を用います。当然薬品などはついていません。
    鍼に恐怖感のある方は、先の丸い「触れるだけの鍼」もあります。敏感な方はこれでも十分に効果があります。
  • 置き鍼はあまりせず、一本で一か所ずつ施術します。電気鍼(パルス)は使いません。
  • 灸は肌に直接すえる点灸というタイプで、大きさは米粒くらい、8割ほど燃えたら消してしまいます。灸の数は多めです。灸頭鍼はしません。「灸は嫌だが温めると気持ち良い」という方には、線香だけを近づけてツボを温めるという方法もあります。
  • 刺激量はご希望やお身体に合うように調整しますが、ややソフトな刺激を心がけています。
  • 施術はゆっくりです。

マッサージ(可動域訓練)

在宅療養に可動域訓練は大事です

当院はマッサージも行いますが、これは主に介護度が高く、ご自宅や介護施設に居られる方を対象としています。 寝たきりや病気による廃用などで手足、体幹に拘縮がある方に対して、マッサージや他動運動をすることによってお身体を楽にすること、介護を楽にすること、血流を改善してなるべく褥瘡を防ぐことなどを目指しています。例えば以下のような活用の仕方があると思います。

  • 寝たきりでほとんど手足を動かしておらず血行が悪い
  • 腕や足が固くなってきて着替えさせるのが大変
  • 手を握ってしまい清潔さが保てない・褥瘡ができてしまう
  • 四肢や嚥下のリハビリの補助としてもっと身体を動かしたい

廃用・拘縮は時間で徐々に悪化してゆきます。月の施術回数も多くなることが多いため、健康保険の利用を前提としています(もちろん自費でも可能です)。

受診時の注意点

受診にあたっては以下の点にご注意ください(特に鍼灸の場合)。他、お気づきの点やご不安な点がありましたらご質問ください。

利用案内

お問合せ先

当院は基本的に完全予約制になっておりますので、事前にご予約をお願いいたします。ご質問なども以下までお願いいたします。

受付・施術時間

時間外などもご相談ください。また研修などにより休院となる場合があります。

施術費

自費

全て税込で初診料はありません。

健康保険

鍼灸・マッサージでも健康保険が利用可能です。施術内容や施術部位、訪問(往療料)などに対して厚生労働省が定めた料金(療養費:りょうようひ)の合計から、一部負担割合に応じた金額を患者さんから徴収させていただきます。一割負担の場合、だいたい1回150円~600円くらいになります。施術時間は20分ほどになります。交通費などの実費は頂いておりません。
詳細は厚生労働省「療養費」のページ で知ることができます。

健康保険を利用する場合には、いくつか条件がありますので、事前に確認をしておくことをお勧めします。生活保護も基本的にこれに準じます。 自治体による医療費の助成が受けられることもありますので、必要がある場合はお住いの自治体にお問い合わせください。 ただし、難病医療費助成の医療費助成の対象にはなりませんのでご注意くだだい。

  • ご加入の保険者(特に組合系)で利用可能であるか?
  • はりきゅうの場合、神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症などの症状があること。
  • マッサージの場合は、筋麻痺か関節拘縮があること。
  • 上記症状に対して医師に受診をして「同意書」を書いていただけること。同意書の有効期限は6ヶ月(マッサージで変形徒手矯正術が必要な場合は1ヶ月)となりますので継続する場合は、再度、受診と再発行が必要です。
  • 鍼灸の同意書を発行した場合、医療機関で「同じ病名」に対する治療は受けることができません(診察のみは可)。
  • 鍼灸とマッサージ同意書の「病名が同じ」である場合は、同じ日に両方の施術を受けることはできません。

「同意書」については、当院でお渡しするか、以下からダウンロードをしてください。(左クリックするとPDFファイルが開きます)

施術管理者

施術者近絵
  • はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師 石水 広(いしみず ひろし)
  • 平成23年 東洋鍼灸専門学校卒
  • 平成26年 かんのん堂はり灸院開院

その他の情報

日常の養生について

あれもダメこれもダメ

東洋医学では元からある身体機能(いわゆる自然治癒力)を働かせることで症状を改善します。 そして身体機能というものはその生活状況によって大きく影響されます。 身体にとって不都合な生活を続けていれば、当然治りは悪くなるということです。
例えば、「食べない」「寝ない」というのは「身体に悪いだろう」と感覚的に分かりやすいと思いますが、「食べ過ぎ」「寝すぎ(運動不足)」なんかは、悪いと分かっていてもついついやってしまうというところでしょうか。 また「働きすぎ」「精力を使いすぎ=働きすぎ、房事が多いなど」も同様に身体を壊す原因となります。 感情の過剰な高ぶりも身体を壊すと言われています。
多くてもダメ、少なくてもダメ、まったく面倒くさいことですね…。

小さい身体の声

本来、身体の中のセンサーが過不足を感知して、「もうお腹いっぱいである」「ちょっと身体を動かしたい」「ちょっとしんどい」という信号を出しているはずだと思いますが、豊かで多忙、余裕の無い現代社会ではその感覚も鈍くなってしまったように感じられます。
病はそういった状況に忍び込んでくるものだと思いますが、逆にみれば、今の生活を改めるきっかけでもあると思います。 他人とは比較しない、情報に流されない、自分自身の生活様式、それを見つけるチャンスといえるでしょうか。 自分が「ちょっと変だな」と感じるようなとき、それを見逃さず、目をそらさず、大事にしてゆくと良いですね。
しかし、生活上の嗜好ならそれを変えれば良いですが、職場や家族といった環境的なものの場合は改善が難しいのは確かです。 それを変えるのには体力も気力も必要ですが、それを養うために東洋医学は非常に利用価値があると思います。 あくまでも「自分で自分を変える力を養う」という意味ですが。

いいうんこしてます?

ジョージ秋山氏の「浮浪雲(はぐれぐも)」の主人公、浮浪雲が通りを歩く人に声をかけます。 一見相手をからかっているようですが、実はとても大事なことですよね。 「食事がおいしいか」とペアで、それが上手く消化され、心地よく排泄されているかというのは東洋医学における問診でとても重要な内容となります。
他にも睡眠、生理、腹の具合、イライラ、手足の冷え、ほてりなど本人が感じる全て。 更に客観的に見て、身体が発する雰囲気、声の様子、腹を押した時の固さなどから、「全体の身体の調子」ということを考えてゆきます。 こういったものも「小さい身体の声」の一つです。
普段の生活でもご自分でチェックをする癖をつけておくと予防、養生に役立ちますね。

鍼灸は何に効くか?

現代で鍼灸と聞くと、肩こり腰痛、寝違い、身体の冷え、妊活、または美容鍼などが思い浮かぶと思いますが、江戸の頃の書物を見るといろいろな症状に対する施術法が研究されていたことが分かります。 西洋医学が確立する前は時代の求めに応じて当時の鍼灸師が奮闘していたのですね。
以下では、参考までに江戸時代の有名な鍼灸師である杉山和一(1610-1694)を祖とした杉山流の流儀書から、当時どんな症状についての施術を勉強していたか見てみたいと思います。
もちろん、古い時代の内容となりますので、先にも書いた通り、現代ではより安全で効果の高い治療法が確立されているものが多いと思いので参考に留めてください。また、あくまで流儀書(参考書)としての記述であり、実際に施術をした記録(治験録)ではないので、それだけで症状が改善されるものではないことにも注意が必要です。

  • 麻痺
  • 風邪様症状
  • 嘔吐・しゃっくり
  • 下痢・便秘
  • 痰・黄疸・むくみ・虚弱体質
  • 頭の痛み
  • 心痛
  • 腰痛・肩の痛み
  • 小便の問題
  • 胃の痛み、腹の張り
  • 精神的なもの
  • 歯やアゴの痛み、声が出ない
  • 眼の痛み
  • 耳が聞こえない、めまい
  • 鼻血、鼻が塞がる
  • 産前産後の症状、月経のトラブル、難産、不妊
  • 子供のひきつけ、嘔吐下痢、咳、乳を飲まない、夜泣きなどなど

記載は一部ですが、いろいろな症状について学んでいたのが分かります。現代よりもシンプルで厳しい生活環境で生きていたでしょうから、容易に治るこもの、逆にこじれるものもあったんだと思います。人間の生活に病はつきものであり、その時代の限られた情報や技術でなんとか改善しようとする姿勢は東洋も西洋も同じですよね。
詳細は以下をご覧ください。

参考情報
杉山流三部書にみる病症名

江戸時代にあった杉山流の流儀書から、そこ挙げられている病状名をピックアップした資料です。決して「治せる」ということではないと思いますが、当時の鍼灸師がどんな病を意識していたのか察することができます。